日本における生命保険の加入世帯率は、現在でも85%を超える世界で最も高い比率を維持しています。
世帯数の85%と言うのは非常に高い数字であり、生命保険商品の世帯マーケットは、ほぼ飽和状態と言える状態が長年続いています。
その飽和状態に加え、社会問題化する少子高齢化や人口減少といった社会変化で、生命保険市場が今後大きく拡大する要因は見つかりません。
また、外資系保険会社や新興保険会社、そして損保保険会社の生命保険業界への参入で、拡大の期待できない生命保険市場のシェアの奪い合いが続いています。
シェア争いが高まり競争が激化すると、これまで高コスト体質だった従来型の大手生命保険会社にとっては、とても不利な状況に追い込まれるかもしれません。
その理由は、高コスト体質を速やかに変革するには組織が大きすぎるため、現状に即応した消費者ニーズに適する保険料の安い保険商品を開発しにくい環境にあると言えるからです。
しかし、私たちにとっては、より内容の充実した保障内容の生命保険をより安い保険料で購入できるチャンスに恵まれることにもなります。
このような生命保険を取り巻く環境の変化に対し、従来の大手生命保険会社もこれまでの生命保険商品の利益構造を大幅に見直し、保障内容の充実と保険金額を増やす方向で生き残りを図ろうとしています。
この問題について本来なら、これまでの保険と同等の保障内容で、保険料の引き下げをした生命保険商品を提供すれば良いとも思いますが、これをなすと従来型の生命保険の契約者が新しい生命保険に乗り換え、生命保険会社の屋台骨自体が揺らぐ危険があるのでこのような商品が提供できないジレンマがあります。
このように現在生命保険業界は、かつてない大きな変革の波の中にあります。
この変革の中で、私たち一般消費者がより自分や家族のために最適な生命保険を選定しようとする機運の高まりも、生命保険見直しブームの要因と言えます。
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