生命保険を生命保険会社のセールスに乗せられて、「転換」することは、今注目を集めるいわゆる「保険の見直し」とは言えません。
「転換」後の保険は、安い保険料で多くの保障を買う商品が多く、それまでの貯蓄機能が大きく削除されているものがほとんどです。
つまり、掛け捨て部分に保険料の大半が注入され、貯蓄に回されるお金は殆どありません。
ごく少数の事例ではありますが、貯蓄型生命保険商品(子供保険や年金保険等)を掛け捨ての商品に転換させられた方もいます。
貯蓄機能を重視してこれらの生命保険に加入したのに、いつの間にか掛け捨て保険に「転換」させられたのではたまりません。
また、「転換」を勧める理由に、更新時の保険料アップを避けられる事が挙げられますが、転換前の保険で貯めたお金を新しく加入する保険のために使ってしまうことが果たして得になるのでしょうか。はなはだ疑問です。
更に、現在の生命保険商品の「予定利率」は、1.55%です。
「予定利率」とは、生命保険会社が契約者から受け取った保険料を金融市場等で運用して得られる利率のことですが、この予定利率はバブル期の1993年3月までは、5.5%もありました。
つまり、予定利率が高い商品では、現在のような低金利・不況下では、「逆ザヤ」(運用利率より、契約者に付ける利率の方が高い)となっている商品が多く存在し、険会社の経営を悪化せせる原因となっています。
そこで、これを解消する為に「転換」によって予定利率の低い商品に切り替えさせようとする意図がかいま見えるのです。
生命保険会社が薦める「転換」の説明の際に予定利率のこのような実体の説明を受けた方はあまりいないと思います。
このような事態に対処するには、私たちが生命保険に対する知識と厳しい目を持って、対処するほかありません。
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